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1200年の歴史を持つ和紙の名産地、阿波徳島。
原料はコウゾ。ねり(つなぎ)の材料は黄蜀葵(とろろあおい)。
良質な水を使い、湿気の少ない冬期だけという条件のもと、名工「藤森実氏」の漉いた和紙を使用しています。
独特の風合いを持つ日本の美はこうして生まれました。

生まれたばかりの和紙は、無着色の生成り。この紙に命を吹き込むのは、「阿波の名工」にも選ばれた戒谷有朋輔氏。師匠古川忠晴の生み出した「みかげ塗り」(特許№1102036号)という技法を使って仕上げられていきます。
「みかげ塗り」とは、和紙の持つ皺(揉み和紙)の強弱のある陰影を利用して、立体的に表現した彩度の高い塗装です。他の材料からでは決して得られない美しさは、One & Only、他にも真似の出来ないオリジナリティー溢れる逸品です。

基材に和紙張りを行い、【塗り】→【研磨】という工程を何回も何回も繰り返します。下塗りから中塗り、上塗りと精度が上がるにつれて色彩も美しく、鏡面のような光沢を放っていきます。一品一品が手づくりで、限られた卓越技能者しか成し得ない一連の作業のため、希少価値も高い工芸品なのです。

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